かつて伊勢平野部の河川及び鉄道堤防で、ごく普通に生息し、夏休みの象徴的な蝶であったジャノメチョウが、ヘリコプターによる農薬散布が行われた頃から激減し、20年ほど前から伊瀬平野部では絶滅した。しかし、里山では局地的であるが細々と生息を続けていて、今年も確認できたので、記録を残しておきたい。
2008.06.27.旧嬉野町古他池周辺 2008年初認 1オスのみ

10年ほど前に、よく観察できた旧嬉野町井ノ上の果樹園でも、オス、メス合わせて5頭ほど確認した。2008.07.02.

鈴鹿山脈の山麓でも激減していたが、今年はかなり回復してる様子であった。
2008.07.17.鈴鹿市西庄内町

なお、伊賀盆地は、10年ほど前も減少の傾向はなかった。現在は知らない。